キャラメルラテにコショウかけたら氷室京介を錬成できる

結論から言う。出来ない。これだと澄み切った青空が足りない。
キャラメルラテにコショウかけて青空を混ぜたらもはやそれは氷室京介とほぼ違いはないので、その謎の液体で氷室京介として指紋認証くらいは余裕でクリア出来るとは思う。でも私たちは人体錬成をどれほどやってはいけないことなのか身に染みて知っている世代なので実際にトライしてはいないけど、出来上がった失敗作を見たら誰しもが「あーはいはい、氷室京介が作りたかったわけね?」と言うレシピだとは思う(言われねえよ)

今になってBOØWYにムチャクチャはまっている。
何かにハマったのすごく久しぶりな気がする。3年くらい前に逆転裁判に命捧げてた時期以来じゃないかな。大逆転裁判1の割と最初の方で最押しの亜双義一真を殺した容疑をかけられてしまい(出るかどうかもわからない続編でマジの生死が判明するまで出来ねえ…)っつってDSごと封印し、来たるべき日に発売された続編「大逆転裁判2」と亜双義一真色のワインとバラを買って帰ってそこで初めて1の続きをプレイしたくらいの卑怯者でヨワヨワのオタクなのでテガミバチも記憶を失くしたゴーシュ・スエードと会ったページから辛くて読んでない。
今回BOØWYにハマった理由を聞かれると毎回マジのマジの「ハ?」って顔をされるけど、芸人のナイツ(だいすき)が布袋寅泰の雑なモノマネをするネタがあって(これ似てんのかなあ〜?)って気になってYouTube布袋寅泰を検索した。感覚と行動がごく普通の一般消費者すぎて笑う。お前フツーか!?っていう。
そのあとYouTubeが勝手に氷室京介の「SQUALL」を流し始めてそこ初めて聞いた。マリオネットの人だ〜と思った。ここで氷室京介布袋寅泰の関係は何も知らず自動再生に引っ掛かったのも「同時期に活躍し始めた人だから」なのかなと思った。さらにその後にBOØWYのライブ音源聞いてたら「DREAMIN'」のバックコーラスに果てしなく布袋寅泰っぽい人がいることに気付いて「ここにいたのか!??!??!??!?!??!?!!??」と全てを察した。遅すぎる勘付き。

というか布袋寅泰がギタリストだったというのをこのタイミングで初めて知った。声色がすごく特徴的で独特というか「歌手の声」だと認識していたから歌っていなかった時代というかバンド内でギター担当していたときがあったのが信じられなかった。というかもはや日本の歴史上にBOØWYが存在したことも信じられない。羨ましいが過ぎる。あんなひとびとが芸能界にっていうか音楽史にリアタイでいたタイミングがあるってこと…マジ!?マジ!?(普通の感想) 石で作った武器持ってマンモス追いかけてた時代があるってことより信じられない……けど、けど…い〜な〜!!!!!!(フツーの感想)
仕事してるといつも「男に生まれていれば良かったのにな」と「30年早く生まれていれば…」とかよく言われるけど、後者に関してはマジ今更「せやねん…」と思う。けど前述の通りヨワヨワの風前の灯メンタルオタクなのでリアルタイムでBOØWY解散とか言われてたらショックのあまりバブル崩壊させてたと思う。この手で。

「SQUALL」をYouTubeで1度聞いたあとすぐにシングルを購入した。「アイラブユーの言い方が完璧に私に言ってる」と思ったからなんやけど、これはオタクがよく言う「ライブで目があった」とかそういう類の夢の話ではなく、氷室京介は聴いてる人に対して直で語りかける歌い方をしてる。何…これは何…と思ってたら気が付いたら買ってた。iTunes、親指の指紋1発で買い物できる便利でデンジャラスな仕組みを作ってくれて本当にありがとう。
そこから曲の雰囲気がすきという理由で「BLACK LIST」「16」「DANCING IN THE PLEASURE LAND」「JUSTY」「ハイウェイに乗る前に」を買った。歌詞がすきという理由で「BLUE VACATION」を買った。ちなみにこないだ仲良いと思っていた友人に「一緒で詐欺で儲けよう!」的な本気の誘いを受けたことが死ぬほどショックで2日間ガチで落ち込んでた時に他の全楽曲買った。ショボくれてる私のことを割と心配してくれてた専務に「BOØWYの曲全部買ったから元気になった」って言うたら「BOØWYすげーな」って返ってきた。

「BLUE VACATION」イントロからずっと雨が降ってて(という妄想)しかも結構ヤな感じの雨季の雨で(という妄想)全体的に青い音がする。温度の高い雨粒が南国にあるでっかい葉っぱを濡らしてる音がする。音楽っていう視覚的情報が無の作品に、色や景色や香りがつくの本当に凄いなと思った。私が好きなものも仕事にしているものも殆どが目で見て綺麗なものだから、聴力1発勝負のコンテンツで勝負する難易度の高さに尊敬のあまり心臓がウッ…となる。彼氏と一緒にちょっと遠くのビーチに泊まりで出掛けたけど来てからずっと豪雨でホテルでなんもやることねえ中でアッこの人自分のこと愛してないんだなって知っちゃって帰ったら別れようって決意した10代の女の子の歌やと私は勝手に思ってるんやけど(※妄想)判断は出来るけど実行は出来ない、頭ではわかっているけど変わることは難しいこの理想と現実の微妙なラインをここまで見事に言葉にしてるの凄すぎて、氷室京介はもしかして当時10代の語彙力ハンパねえ女の子だったのかもしれないなと思った…(※疑惑)

氷室京介の歌い方って「この人絶対私に向かって言ってる…」と華麗なる勘違いをさせる問い掛けのようで「CLOUDY HEART」の序盤にある「体だけはどうぞ大事に」って歌詞のところがウチのばあちゃんよりも私の体を労ってくれてる言い方でマジ早寝早起きしよう…ちゃんとジム行こう…と決意する(野菜もちゃんと食えよ!みたいな歌ではない)
知りもしない会ったこともない他人に言う話し方じゃなさすぎる。何年もずっと誰よりも親密で、もう2度と会えないかもしれない大切な人に言う声の色すぎて「うん…アンタもね…」って頬を掻きながら照れ臭そうに言っちゃいそうになる。お前は一体誰だ。
「MEMORY」の中に出てくる「スーツケースに全て詰め込んで 気が変わらないうちにここを離れるよ」って歌詞もスーツケースに詰め込まれた”全て”の中に未練とか迷いも全然入ってる言い方をしてて、決して大がかりな引越しだから服とか靴とかいっぱい入ってるっていう言い方じゃない。生活に必要なものがあんまりというか、そもそも中にそんなに物入ってなさそうな言い方をしていて、このスーツケースも絶対にゴロゴロするやつじゃなくて手に持つタイプのトランクだと思うのは、ゴロゴロを引きずってる人の言い方じゃなさすぎるから。実際に言葉に出すよりもメロディーに乗せた方が説得力が上がる人間っているんだなと感動した。私も今度のプレゼンで歌おうかな(今度のプレゼンで歌うな)
「ここを出て行くよ」じゃなくて「ここを離れるよ」っていう言い方も短い期間かもしれないしもしかしたら永遠かもしれないしっていう断言せず濁してるところが旅立つ男の決断と前述の未練と迷いのところに通じてて、このたった1行の文章で微かに矛盾しているところがアーーーーーーーッッッッッッッtttttってなる。歌詞の中にいつもフワッと「前述とのズレ」を生じさせているところが人間味というか、人の感情なんかそんな全て筋が通ることもないわなっていうアーーーッッtttt (やるならちゃんと書いて?!?!??!?!?!)

いつも行ってるネイルサロンのギャルもBOØWYが大好きでこないだマトモじゃない色にしてもらってる時にずっと語ってて「あそこの歌詞はこういう意味だと思うんですよ…」とか言ったら「ヤバ〜分かる〜私はイメージダウンが好きです」って言われてただのフツーーーーーーーーのファンの会話をしていた。

新曲でたら死ぬ。死ぬほど喜んで発売日に死ぬほど買ってそのまま死ぬ。ライブなんかしてくれちゃってチケット当たっちまって当日無事に行けちまったりしたらもう1度蘇ってしっかりライブを楽しんで黄色い悲鳴を上げるだけ上げてムチャクチャ真剣に聴いてそのあと無事に死ぬ。何度も蘇り同じ回数だけ死ぬ。
推しがこの世に生きていて現役で活動してるのマジすんばらしいなと思った。アーティストに限らず企業やらお店やらありとあらゆる推しが沢山いるから惜しみなく課金しようと思った。やっぱり愛はお金じゃないけど、お金を出すときって愛ゆえなことが殆どだよな…と思った。ウンウン。バンバン課金するために一生懸命社畜するであります。